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1月の読書会で紹介された本

  • kazenooka
  • 1月27日
  • 読了時間: 3分

2025年が始まりました。今年も、よろしくお願いいたします。

今年最初の読書会の報告です。

『風の中を飛ぶ種子 青森の教育版画』

この本は、八戸市で行われていた企画展の図録です。

↓こちらからwebページに飛べます

紹介された方が、実際に青森まで行って(‼)企画展を見てきたそうで、非常に素晴らしい展示だったそうです。図録の中には、小中学生と思えないような作品もあり、自分の見たものをそのまま描き出したであろう素晴らしい作品が沢山載っていました。子供たちがどういった目で日常を見ているか、日常の何を切り取るかを感じると、大人ももう少し日常の中で時間をかけて何かを考えたり、心が動く方に流れていってもいいのかも知れないと思いました。


『小室直樹の世界‐社会科学の復興をめざして』(橋爪大三郎:編著)

この本は、社会科学者の小室直樹の教えを受けた社会学者たちが、彼の業績を振り返る本になっているそうです。今日本社会で起きていることや、日本人がどう物を考えるのかなど、これからどう生きていくか考えるうえで、参考になる本かも知れません。



『教養としての中国史の読み方』(岡本隆司:著)

他国を理解することは、その国がどういった歴史で成り立ってきたのかや、文化を理解することから始まるのだと思わせてくれる本です。

これは、この記事を書いている人間が勝手に思っていることですが、まずは全く違う国であることを前提として考えていかないと、感情的な物の見方しかできず、論理的にものを考えたり、話したりする機会を失うのではないかと感じます。(普段やっていないから、必要な時も出来ない)

とは言え、他の文化を知ることはとても興味深いことですし、史実をそのまま捉えることは非常に大切な事だと思います。


『GO』(金城一紀:著)

この本は20年ほど前に読んだ本ですが、今でも時々思い出す本です。作中の、「俺は誰だ?」という問いが、高校生の私にガツンと響いたのを覚えています。様々なしがらみの中で、どういう心持ちで生きるかは自分で決めることが出来る。そう思わせてくれる作品だと思います。

自分が、どんなものにがんじがらめになっているのか、人間の自由とは何かをこの本を読んで考えたあの日を思い出します。


『人生への恋文』(石原慎太郎・瀬戸内寂聴:著)

この本は、石原慎太郎と瀬戸内寂聴の二人の往復随筆になっているそうです。それぞれ、悲しみや夢、老い、記憶などのテーマごとに書いてあり、読み応えのある本になっています。お二人が好きな方は、ぜひ読んでみてください!


ということで、1月の読書会は以上です!

また来月お会いしましょう。

 
 
 

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