ぼくが支援者になったわけ~7月22日『「生きることの意味を問う」セミナー』のこと~
- kazenooka
- 2023年7月17日
- 読了時間: 2分

ぼくにとってのテーマは、ずっと“人間はどうして生きていくことができたのか?”ということだった。
高校生の頃に目の病気に罹り、失明の恐怖に襲われてからずっとこのテーマが頭から離れたことはない。
哲学や宗教の勉強を始めたのは、あまりにも自然ななりゆきだった。
障害のある方に強い関心を抱いたのも、ちょうどこの頃だった。
なぜ身体や精神に病気や障害を抱えながら彼らは生きていることができるのか、それを知りたくて仕方がなかった。
そこで、近くの障害者施設でボランティアを始めた。
障害のある方、そしてそのご家族が紡がれる数々の物語を知るたびに、たんじゅんな「善・悪」、「幸・不幸」でははかれない、人間存在の「深み」みたいなものを感じた。
そしてその「深み」は、古来哲学者や宗教者がじっとにらみ据えていたものと、おそらく同じ位相であることがわかってきた。
むしろ哲学書や宗教書を読むことによって、障害のある方やご家族が置かれている状況について、より本質的に理解ができたように思える。
ぼくも支援者となってけっこうな月日が流れたが、支援者としての自分の立ち位置がいくぶん他の支援者と異なっているのは、たぶんそんなところに由来しているのかもしれない。
そして生きることへの混迷を深めている現代社会。
だからこそ、『「生きることの意味を問う」セミナー』を開催したい、と思いついた。
ぼくたちのこんな問いかけに、天台宗の高橋美清住職が正面から応えてくださった。
『一隅を照らす~それぞれの「真心」をみつめて~』。
生死の狭間で仏法に挑まれた高橋住職。
いまこそ高橋住職と「生きる意味」について、とことん語り合いませんか?
日時 7月22日(土) 13:30~15:00
場所 就労支援センター風の丘(佐野市浅沼町56-1)
参加費 無料
連絡先 0283-85-8587
皆さまのお越しを、心からお待ちしております。
コメント