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6月の読書会で、紹介された本。

  • kazenooka
  • 2023年6月27日
  • 読了時間: 2分

6月24日(土)の読書会で紹介された本たちです。


・『フレスコ画への招待』 大野彩

・『ほんとうの考え・うその考え』 吉本隆明

・『52ヘルツのクジラたち』 町田そのこ

・『好きを生きる 天真爛漫に壁を乗り越えて』 牧野富太郎

・『傲慢と善良』 辻村深月

・『罪と罰1』 ドフトエフスキー/亀山郁夫(訳)


今回も、様々なジャンルの本が紹介されました。


葛生伝承館の壁に描いてある“フレスコ画”に興味をもったことがきっかけで、フレスコ画の歴史や技法について調べてみたり、朝ドラから影響を受けて、牧野富太郎の本を読んでみたりと、個人的な関心から本を紹介してくださった方もいました。


また、物語を読んで、その世界にどっぷりとつかってみた方や、今の考えなくなってしまった人たちへ、もう一度考えることとは何かを問い直す本を紹介してくださった方もいました。


私の紹介した『52ヘルツのクジラたち』は、日本という狭い陸の上で、誰にも届かない孤独を抱えている人たちの物語です。主人公はかなり過酷な境遇で育ったのですが、様々な経験をする中で、かつての自分と同じような孤独を抱えた男の子の、声にならない声を聴きます。それは、一生のうちにあるかないかという、ものすごい奇跡のような確率で、その経験だけで人は生きていくことができるのではないかと思わせる物語でした。

ちょっと重めなテーマなので、余力のある時に、ぜひ読んでもらいたい本です。


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