最終金曜日のAMは『哲学カフェ』。
風の丘の哲学カフェは、同じテーマを2回にわけて、吟味します。
1回目は「○○とは何か?」、「○○とは××である」という、西洋哲学の本質論的な形式での考え方。
2回目は「××があるから、○○がある」、「××がなければ、○○がない」という、仏教論理学(縁起)的な形式での考え方。
同じテーマでも、考え方の形式を変えると、その答えも変わってくるのが、また不思議なところです。
それと風の丘の哲学カフェが大切にしていることは、最初に自分が辿りついた結論が、みなさんの考え方を知ることでどれくらい変わることができたかということ。
言ってみれば、最初の自分の思い込みから、どれくらい自分が「自由」になることができたかということ。
現在は「論破」がもてはやされ、自分の言い分をいかに通すかということが重視される時代ですから、こんなことを言われると、やや当惑される方もおられます。
でも自分の考えに固執するって、じつは自分で自分を囲い込んでしまって、もっとも不自由にしている状態ですよね。
哲学とは、なによりも、偏見や思い込みに気付き、自由を求める営みにほかなりません。
さて、本日のテーマは、「ジャンクフード」。
1回目なので、「ジャンクフードとは何か?」、「ジャンクフードとは○○です」という答え方になります。
最初の発表者は、ずばり「精神安定剤」。
次の方は「魔物」…。
いやはや、今日の哲学カフェも面白くなりそうです。