演奏会を終えて
- kazenooka
- 2025年12月22日
- 読了時間: 2分

今回、風の丘で主催した初めての演奏会が、12月12日(金)に終わりました。
振り返ってみると、私たちが演奏する意味や、誰のために演奏があるのかという輪郭がはっきりとした会だったような気がします。
この演奏会の始まりは、私がチェロを習い始めたばかりの時に、習いたてのきらきら星にピアノ伴奏をつけてくれた人がいたことです。あれよあれよという間に、年末に何曲か皆さんの前で弾くことになり、手作りの太鼓やシンバルを作り演奏しました。今思うとかなり拙い演奏でしたが、とても喜んでもらったのを覚えています。
もともと、チェロを習い始た頃は、コロナが流行し始め、福祉事業所での活動がかなり制限されていた頃でした。コロナが強毒性を持っていた頃は、人間的なやり取りと、感染して命が失われる可能性を天秤にかけるような毎日でした。
この大変さの先に、何があるのだろうか。
自分よりも若い子たちに、何かを示すことが出来るのだろうか。
そこでたどり着いたのが、"皆と分かち合うものとして、音楽があると良いな"というものでした。
その当時は、自分が音楽をやるなんて考えてもいませんでしたし、まさかチェロをやるなんて思ってもみませんでいた。というか、今でもなぜチェロという楽器を選択したのかはっきりしません。しいて言えば、宮沢賢治が好きだというぐらいです。
その後は、佐野市のひきこもりの会に行って、演奏させて頂くというのを2年ほどさせて頂きました。
そして、今年初めて自分たちで演奏会を企画・運営するということにチャレンジしました。
大変なこともありましたが、聞いて下さった方が涙を流していたり、話したいことが止まらなくなっている様子を見て、やって良かったなと心から感じました。
演奏会に向けて練習してきた時間が報われましたし、上手くいかないところを乗り越えたり、時には意見をぶつけあったりした時間が全てその瞬間に詰まっていました。
今まで、要領良く生きられず、色んな壁にぶつかってきた人たちだから、出せる音や作れる空気がある。そして、その姿を見て勇気をもらったり、癒されたりする人たちがいることを知れたというのは本当に有難いことだったと思います。
そして、一緒に演奏してくれた方がいること、聞きに来てくださる人たちがいること、この二つに感謝して今後も活動を続けていきたいと思います。



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