不安が小さくなるお金の使い方
- kazenooka
- 7月16日
- 読了時間: 3分

今回は「お金」の話です。
風の丘には『マネー講座』があります。
『マネー講座』は、風の丘の設立当初から存在した、老舗中の老舗講座です。
就労支援の相談には、じつはその中で経済的内容、くだけて言えば借金についての相談が、けっこう多く占めるのです。
ただ、設立された10年ほど前は、相談の件数は多けれど、大方はまだまだ任意整理が可能な範囲だった。
しかし、たぶんスマホがあたりまえになったあたりからだろうか、一気に借金の0の数が、一桁、いやいや多いときは二桁増えてしまうようなことが続出してきたのです。
原因の多くは、ネットショッピングやネットでのギャンブル。
明らかに依存症のレベルだと推測できる人も多くなっていました。
お金は稼ぎ方も大切だけど、それ以上にどう使うかで、人生の方向性はけっこう決まる。
いつしか、そんな確信めいたことをかんがえるようになっていました。
今回は、風の丘がみなさんにお勧めする、とっても簡単な、未来への不安を減少させるためのお金の使い方をご紹介します。
前もって要点をお話すると、「投資」が大切になっていきます。
まず最初に、投資って何かということから話をしますと、投資とはなによりも「未来」という時間にむけてお金を投げる、という行為ですね。
ビジネスで言えば、その投げたお金が、未来が現在となり、過去となる時間の流れのなかで、成果となっていき、それが投げた本人にお金となって戻ってくる。
これが本来の意味での投資です。
でも今回の投資は、ビジネスのような事業に対するものではなく、自分へ向けての投資、「自己投資」です。
つまり、未来の自分のために使うお金ということになります。
一ヶ月のお金の中で、この自己投資のお金をしっかりと使えるようになるかどうかで、じつは不安のありようが変わっていくんです。
信じられないかもしれませんが、まぁ、だまされたと思って、やってみてください。
一枚の紙を用意してください。
そこに「経費」、「娯楽費」、「自己投資」という3つの区分を作ります。
まずは「経費」。
自分が望むと望まざるとに関わらず、かかってしまう費用です。水道代、電気代、ガス代…、などなど。ちなみに通信代は、低く見積もらないで、ありのまま書いてくださいね。
「娯楽費」。
だれでも美味しいものを食べたくなるし、買い物だってしたい。自分をとりあえず満足させるための費用です。
そして「自己投資」。
未来のために使うお金です。資格取得のため、なんらかの勉強のため…、などなど。なんでもいいですので、未来の自分のために使うお金です。
娯楽費と異なるのは、娯楽はあくまでも「現在」の自分が満足するためのもので、自己投資は「未来」の自分ために使うものです。投げる対象となる時間がまったく違います
自己投資と娯楽費の金額は、どちらを先に決めてもかまいません。
ただなるべく先に自己投資の金額を決めるほうがいいかと思います。
一ヶ月の支出の内に、なんらかのかたちで未来への痕跡を残すというところが、とても重要です。
ただ投資となると、損得が生じますよね。
ビジネス上の投資には、明確な金銭的な損得が生じますが、自己投資にはそのような損得は生じません。
むしろ損か得は、それぞれの「胸の内」だけにあるのです。
では、どうぞ、お試しいただければ幸いです。
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